FAQ
オーチャード・キンダーのホームページをお読みいただきありがとうございます。オーチャード・キンダーは、既存の保育や幼児教育の制度に違和感を覚えている保護者や子どもたちに、既存の保育・教育以外の選択肢を提供するために設立されました。私たちは子どもたち一人ひとりの個性を認め、そのため、オーチャード・キンダーは子どもたちの個性が発揮でき、やりたいことを追求できる環境を子どもたちに提供します。子どもたちは自由であるべきで、好まない活動を強制されるべきではないと考えています。オーチャード・キンダーは、子供一人ひとりの自由と創造性、そして自己の成長・自立を支援します。
ぜひこちらのFAQにご参考いただき、よりオーチャード・キンダーの教育理念をご理解頂ければと幸甚です。
Q:少人数学級・縦割り教育(異年齢)のメリットは何ですか?
少人数学級・縦割り教育がもたらすメリット多くて、例えば
少人数学級のメリット:
- 個別指導:先生は一人ひとりの学習進捗を把握することができ、必要であればその子に合わせた指導をすることができます。
- 生徒と先生の強い絆:少人数学級では、先生と生徒の関係がより親密になります。
- 生徒の参加機会が増える:少人数学級の生徒は、学習や活動に参加する生徒が増える傾向にあります。
- 静かで落ち着いた学習環境:生徒数が少ないため、煩くなくて集中力が向上し、気が散りにくくなります。
縦割り教育(異年齢)のメリット:
- 生徒学習と指導:年長の生徒が年少の生徒を助け、指導することで協力的な学習環境が自然に形成されます。
- 多様な視点:異なる年齢層でさまざまな視点と経験をもたらし、学習内容や考え方が豊かになります。
- 社会スキルの形成:異なる年齢の仲間との交流は、共感力、問題解決能力、コミュニケーションなどのスキルを育みます。
- 柔軟な学習ペース:同年齢の生徒と比較することなく、生徒は自分のペースで学ぶことができ、必要に応じて年長の生徒からのサポートを受けることも可能です。
より詳しくは、以下の関連文献をご参照ください:
Blatchford et al.(2011):クラスサイズがエンゲージメントと教師と生徒の相互作用に与える影響を調査し、少人数クラスがより良い相互作用と高いエンゲージメントにつながることを示した。
Veenman(1995):多年齢・多学年教室の認知的・非認知的な利点について、社会的・情緒的な発達を含めて概観している。
Glass & Smith(1979):研究のメタ分析を通じて、学生のパフォーマンスとエンゲージメントの観点から、少人数クラスの利点を強調する。
Finn & Achilles(1999):テネシー州のSTAR研究では、少人数クラスの生徒が大人数クラスの生徒に比べて学業成績が良いことが明らかになった。
Q:少人数学級の子どもは、小学校入学時に課題を感じることはないのでしょうか。
A:ありません。研究でも少人数学級の子どもたちは小学校への進学で課題を感じているという具体的なエビデンスはありませんし。実際、少人数学級制度で子どもたちが受ける個別指導とサポートは、認知力、社会性および情緒などの発達に多くの利点をもたらします。小学校へ進学に、少人数学級の子どもたちは周りよりよく準備できていると考えられます。
どんな子供でも小学校への進学する際に、適応する時間が必要かもしれませんが、適応する期間が長かったり、新しい環境に適応できなかったりいという事実はありません。親や教育者からの適切なアドバイスと支援によって、ほとんどの子どもたちはうまく進学し、新しい環境に馴染むことができます。
オーチャードキンダーの卒業生についての情報を共有したいと思います。まず、オーチャードキンダーのすべての卒業生は小学校に問題なく適応し、新しい友達を作りました。学校での成績は顕著であり、その中には英検準2級および3級、漢字検定5級に合格者もいます。また、ある卒業生は野球への情熱を芽生え、年配のファンの方と専門用語を交えながら会話するなど、コミュニケーション能力の高さが印象的でした。将来は野球選手になるため、野球の強い高校を調べているそうです。別の卒業生は、プログラミングを独学で学んでおり、ゲームを公開する目標を掲げているそうです。
オーチャードキンダーは卒業生の小学校に適応する期間を支援するための
放課後プログラムもご用意しています。お気軽にお問い合わせください。
より詳しくは、以下の関連文献をご参照ください:
Glass & Smith (1979) - Meta-Analysis of Research on Class Size and Achievement:このメタ分析では、少人数クラスは一般に学業成績の向上や生徒のエンゲージメントレベルの向上と関連していることがわかった。
Finn & Achilles(1999) - Tennessee's Class Size Study:調査結果、意味合い、誤解:テネシー州のSTAR調査では、少人数クラスの生徒が、大人数クラスの生徒よりも学業成績が良いことが明らかになった。
Blatchford, Bassett, & Brown(2011) - クラスサイズがクラスのエンゲージメントと教師と生徒の相互作用に及ぼす影響を検証:この研究では、クラスサイズが小さいほど、教師と生徒の相互作用がよりポジティブになり、エンゲージメントが高くなることが示された。
Veenman(1995) - 多学年・多年齢クラスの認知的・非認知的効果:多年齢・多学年クラスに関する研究の統合で、社会的・情緒的発達を含む、このアプローチの認知的・非認知的な利点について概観している。
Q:オーチャード・キンダーと従来の教室の違いは何ですか?
A:オーチャード・キンダーの学習環境は、いくつかの点で従来の教室とは大きく異なっています。例えば、少人数制学級と異年齢混合制を導入することで、一人ひとりの学習を促進し、生徒同士の親密な関係を育んでいます。
また、子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、子どもたちとそのご家族のニーズや興味を理解し、育むことに時間をかけています。
さらに、子どもたち一人ひとりの好みや発達に合わせて、さまざまな玩具や教材を用意しています。積み木、ぬいぐるみ、パズル、ボードゲームなどの伝統的なおもちゃから、アプリ、ロボット、プログラミングツールなどの先端的なゲームまで、子どもたちの興味や学習目標に応じた教材を厳選し、導入しています。また、子どもの発達に役立つと思われるおもちゃや教材は、躊躇なく取り入れるようにしています。
私たちは子どもたちの健康を第一に考え、子どもたち一人ひとりの自然な睡眠サイクルに合わせた昼寝の時間を管理しています。このアプローチにより、子どもたちは十分に休息をとり、学習や遊びに取り組むことができるのです。
オーチャード・キンダーは、従来の教室とは異なり、少人数制学級・縦割り教育を採用し、個性を大切にし、一人ひとりに合った学習教材を提供し、子どもたちの幸福・健康を最優先に考えています。
Q:少人数学級制度では、子どもたちが同世代の友だちを作ることができない可能性があるのでしょうか。
A:オーチャード・キンダーでは少人数学級と縦割り教育で育てられた子供は同じ年齢の子どもたちだけでなく、異なる年齢の子どもたちと遊んだり友達になったりすることは問題ないと考えています。実際、多くの卒業生たちはそれを証明してくれています。
少人数制の教室では、より個人化で有意義な学生との交流が可能にし、より強い友情と帰属意識が生まれるのです。教師が子どもたち一人ひとりに目を配り、状況に応じて子どもたちに社会的な交流を促進し、子どもたちが安心して友達を作るように支援することができます。
同じ年齢の仲間との友情に加えて、異年齢の環境では、子どもたちが異なる年齢の生徒から学び、さまざま間柄の信頼関係を築きます。これにより、人生に大事なスキルである共感力、理解力、社会性を育むことができます。
また、年齢差があるにもかかわらず、オーチャード・キンダーの卒業生たちは、卒業した後も互い、そして家族間とも密接なつながりを維持し続けています。このような強い人間関係は、少人数制学級がもたらす親密な学習環境と、協力、協調、共同体意識を促す異年齢交流によるものと考えられます。
オーチャード・キンダーの少人数学級と縦割り教育は、同じ年齢の仲間同士の友情を支え、さまざまな年齢層に強い絆を促進します。
Q:非認知スキルとは何ですか?その利点は何ですか?
A:非認知スキル、またはソフトスキルは、ウェルビーイングまたは人生における成功に不可欠なスキルだと言われています。コミュニケーション力、チームワーク、共感力、問題解決力、適応力、情緒の制御力などを含むこれらのスキルは、幼少期に発達し、生涯を通じて磨かれていきます。
a.研究によれば、非認知スキルは、収入、雇用、健康、社会関係などのさまざまな人生の成果に寄与することが示されています(Heckman, Stixrud, およびUrzua, 2006)。
b.認知スキルと非認知スキルの両方は、教育上、仕事上、健康面または社会的相互作用において非常に重要な要素です(Kautz, Heckman, Diris, Weel, およびBorghans, 2014)。
c.幼児教育と介入は、非認知スキルの発達を促す上で重要な役割を果たしています。また、認知スキルと非認知スキルの両方を重点的に取り組むような早期介入は、教育、健康、収入の長期的成果を大幅に改善することが示されています(Heckman, 2006)。
Q:オーチャード・キンダーはモンテッソーリと関連がありますか?
A:オーチャード・キンダーは、少人数、縦割り教育など、モンテッソーリの教育法と類似点があるかもしれないが、モンテッソーリと提携しているわけではありません。オーチャード・キンダーは子どもたちに家庭的な保育・教育環境を提供すること、共同体意識を育むこと、自由や自立、家族の大切さを重点的に育成することにあります。子どもたちが個々の個性を発揮できる機会や、既存の保育・教育システムと異なる教育を体験できる機会を子どもたちに提供するという教育理念は設立時から変わりません。
Q:新しい園児は園の生活に慣れるのにどのくらいの時間がかかりますか?
A: 入園前の生活経験や習慣にもよりますが、通常は適応するのに1〜4週間ほどかかります。スムーズでストレスフリーに新しい環境に慣れてもらうために、最初は短時間で通園する園児もいます。それは子供自身のペースで慣れていくことが最も良い方法だと考えます。