Scientific Evidence

Orchard Kinder

オーチャード キンダー
プリスクール & 保育園

脳と幼児教育

子どもの脳

人間の脳は3歳までに80%が形成されると言われています。知能の高低は遺伝よりも外部からの刺激によって大きく影響を受けます。良い刺激は脳の発達を促し、逆に悪い刺激、例えば虐待などは脳の発達を妨げます。

脳の発育において重要なのは、ニューロン間の接続部であるシナプスです。生後すぐのニューロンは約2,500のシナプスを持ち、2歳から3歳にかけてその数は約15,000まで増加します。

  • シナプスの増加は約1歳から2歳までに最も顕著です。
  • 2歳後半から14歳にかけてシナプスの数は徐々に減少し、最終的にピーク時の60%まで減少し、20歳で安定します。
  • 研究によれば、遺伝子の発現は生活環境によって変化することが示されています。
  • 適切な経験や教育が推奨されます。
  • 明るく、広く、静かで自然に恵まれた環境が望ましいとされています。
  • 手を使うおもちゃが子どもの発達には有益です。
  • 健康的な生活習慣を身につけることが重要です。

オーチャードキンダーでは、幼少期の子どもたちが質の高い少人数制幼児教育を受けることにより、社会性と自信を備えた子どもたちが育つと考えています。子どもたちの無限の可能性をオーチャードキンダーで一緒に伸ばしましょう。

質の良い幼児教育の重要性

アメリカのPerry School/High Scope Program、The Chicago Child-Parent Centers Program、The Carolina Abecedarian Preschool Program(アベセダリアン・プロジェクト)に関する長期調査は、質の高い幼児教育を受けた子どもたちが、40年後に以下のような長期的な利益を享受していることを示しています:

  • 低い中退率
  • 高い進学率
  • 低い犯罪率
  • 安定した収入
  • 高いIQ及び学力

ノーベル経済学賞を受賞したJames Heckman(シカゴ大学)教授は、これらの成果を支持し、質の高い幼児教育をアメリカ政府に推奨しています。多くの研究や論文は、質の高い幼児教育が学力だけでなく、「ソフトスキル」つまり社会性や感情的なスキルの向上にも長期的な効果があることを示しており、これは学力重視の幼児教育プログラムが小学校入学後の効果が薄れがちであるのと対照的です。

また、日本の幼児教育無償化政策も、これらのプログラムを基に計画されています。

アベセダリアン・プロジェクトの効果

「三つ子の魂百まで」ということわざは、3歳までの幼少期に形成された性格や能力が、その人の一生を大きく左右するという意味です。この時期の脳は柔軟で吸収力が高く、無数のシナプスが活発に働くことで、幼少期の教育や経験が子供たちの将来に深く関わってきます。

質の高い幼児教育・保育のメリット

  • バイリンガル教育は認知機能の向上に寄与し、脳の効率的な使用を促進します。若年層では脳の柔軟性(吸収力)が特に高いです。
  • 幼児期の教育は、脳の発達に役立ち、少年期の非行、依存症、学校中退率、学習障害、肥満などの問題を減少させます。
  • 幼児教育を受けていない子どもの約25%は幼稚園に適応できず、他の子どもたちとの交流が困難で、指示に従わない問題が見られます。
  • 試算によると、幼児教育への1ドルの投資は、青少年期に3ドル、成人期には8ドルの節約をもたらします。
  • 子どもの学習力の格差は生後9ヶ月で既に明らかになっており、1歳から2歳の幼児教育によって改善されます。
  • ノーベル経済学賞受賞者James Heckman博士によると、幼児教育は労働生産性の向上に効果的であり、認知能力と非認知能力の基礎は幼稚園入園前に形成されます。
  • 幼児教育は子どもの認知能力を短期から長期にわたって向上させます。
  • 経年的研究によると、幼児教育への1ドルの投資は将来的に平均10ドルのリターンを生み出します。
  • Heckman博士は、人間の資本形成は妊娠期から幼児期にかけて行われると述べています。
  • 質の高い幼児教育とは、以下を含む環境で提供される教育です:
    1. 少人数制
    2. 言葉が豊かな環境
    3. 相互コミュニケーションが可能な環境
    4. 年齢に応じたカリキュラム
    5. 安全な環境
幼児教育効果

質の高い幼児教育を受けた子どもたちは、将来的に安定した収入を得ることに加え、犯罪率の低さも特徴です。幼少期に培われる社会的スキルや自己制御能力が、ポジティブな成人生活へと導く要因となっています。

幼児教育の最大の効果は、IQの向上ではなく、非認知能力やモチベーション、達成意欲といった潜在能力の育成にあります。

1972年に米国で始まったアベセダリアン・プロジェクト(幼児教育プログラム)の長期調査から、この教育の効果は単にIQを高めるだけに留まらず、学校への出席率や大学進学率の向上、専門的スキルが必要な職への就職率の増加にも寄与しています。また、10代の出産率の低下や犯罪への関与の低減といった社会的なメリットも明らかにされました。

ジェームズ・ヘックマン教授

ノーベル経済学賞受賞者

3歳言葉

語彙力は教育と密接に関連しています。3歳以前に幼児教育を受け始めた子どもたちは、3歳以降に教育を開始した子どもたちと比較して、顕著な語彙力の差が見られます。この差は、早期教育が子どもの言語発達に及ぼす影響の大きさを示しています。

Reference:
  • Schweinhart, L. J., Montie, J., Xiang, Z., Barnett, W. S., Belfield, C. R., & Nores, M. (2005). Lifetime effects: The HighScope Perry Preschool study through age 40. Ypsilanti, MI: HighScope Press.
  • Reynolds, A. J., Temple, J. A., Robertson, D. L., & Mann, E. A. (2002). Age 21 cost-benefit analysis of the Title I Chicago Child-Parent Centers. Educational Evaluation and Policy Analysis, 24(4), 267-303.
  • Campbell, F. A., & Ramey, C. T. (1994). Effects of early intervention on intellectual and academic achievement: A follow-up study of children from low-income families. Child Development, 65(2), 684-698.

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